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Story

石川県七尾市。九曜高校1年の中見丸太(なかみ・がんた)は不眠症に悩んでいた。
そんなある日、学校の使われていない天文台を見つける。
決めた、ここ俺の場所にしよう。
だがそこには先客がいた。同じクラスの曲伊咲(まがり・いさき)。
「昼休みとかここに来てこっそり寝てるの。わたしだけの、秘密の場所」
なんと伊咲も、丸太と同じように不眠症に悩んでいた。
クラスではろくに話したこともないけれど、不眠症という秘密で繋がった二人は、
休み時間や放課後になると天文台で一緒に昼寝していくようになる。
さらに二人は、眠ることの出来ない退屈な夜、街を散歩するように。
「こんな景色が見られるなら、眠れないのも悪くはないね」

しかし、そんな二人が天文台を勝手に使っていた事がばれてしまい、
天文台が立ち入り禁止の危機に迫られる。
寂しい表情を見せる伊咲に丸太は決意する。

「俺が天文部の部員になればここにいられますか」
伊咲との居場所を守るために̶̶

Comment

森七菜、奥平大兼2ショット

森七菜

曲 伊咲 役

中見や伊咲をはじめとする魅力的なキャラクターが過ごす時間は自分にとって憧れや理想のようなもので学生時代からずっとファンでした。もしこの作品を実写化するなら絶対参加したい。という気持ちが当時からありました。お話をいただいた時は驚きと、撮影が待ち遠しくてたまりませんでしたが、石川県七尾市での1ヶ月は想像を遥かに超える魅力的な毎日でした。とにかく景色が美しく、キャストのみなさんは漫画から飛び出てきたようで、私には眩しすぎました。あの子達が歩いた道を、みんなで辿ってきました。とにかく原作を大切に抱いて進んだ1ヶ月でした。16歳のちっぽけな輝きが大きなオーラを纏う、そんな瞬間を感じていただけると思います。

Profile

2001年8月31日生まれ、大分県出身。映画『心が叫びたがってるんだ』(17/熊澤尚人監督)で映画初出演。2019年に公開された新海誠監督作『天気の子』、岩井俊二監督『ラストレター』(20)と立て続けに大作に抜擢され注目を浴びる。その他の出演作に、NHK連続テレビ小説「エール」(20)、「この恋あたためますか」(20/TBS)、『ライアー×ライアー』(21/耶雲哉治監督)など。2022年は是枝裕和監督が演出・脚本を担当、出口夏希とW主演を務めるNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」も控えている。
俳優だけでなく歌手としても活動しており、自身の誕生日である今年8月31日に1stアルバム「アルバム」を発売、9月には初のワンマンライブを地元・大分と東京で開催予定。

奥平大兼

中見 丸太 役

まず一番最初にこのお話を聞いて台本を読んだとき、僕が演じる中見丸太だけでなく、登場人物全員に惹かれるものがありました。物語の雰囲気も色があって、とてもお芝居するのが楽しそうだなと思っていました。
そしてクランクインして石川県の七尾市にお邪魔させていただいて、地域の皆さんがとても優しく、温かくて、すぐに七尾市が好きになりました。自分の学生生活では体験出来なかった事を撮影を通して体験でき、他のキャストの皆さんもほんとにそのキャラクターが存在してるかのようにピッタリで、お芝居するのも楽しかったです。
2023年にはアニメも放送されるということで、“君ソム”の世界を漫画、アニメ、そして実写映画とそれぞれの良さを楽しんでいただけたら嬉しいです。

Profile

2003年9月20日生まれ、東京都出身。映画『MOTHER マザー』(20/大森立嗣監督)で演技未経験ながらメインキャストの周平役に大抜擢され俳優デビュー。この作品で第44 回日本アカデミー賞新人俳優賞、第94 回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、第63 回ブルーリボン賞新人賞、第30 回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞し、一躍脚光を浴びる。その他の出演作に「恋する母たち」(20/TBS)、「ネメシス」(21/NTV)、「アクターズ・ショート・フィルム2 『物語』」(22/WOWOW)、「卒業式に、神谷詩子がいない」(22/NTV)、「サヨウナラの、その前に」(22/NTV)、第72回ベルリン国際映画祭でアムネスティ国際映画賞を授与した『マイスモールランド』(22/川和田恵真監督)など。今年11月には「早朝始発の殺風景」(WOWOW)で山田杏奈とW主演を務める。

池田千尋

監督

この夏、七尾市という海沿いの街で、伊咲と丸太と共に生きました。
森七菜さんと奥平大兼くんは、私の想像など軽々と超えて大きく膨らみ、伊咲と丸太として生きた時間をカメラに焼き付けてくれました。
原作に感じた、今この瞬間にしかない奇跡のようなものが、二人が体現することで本当になっていく。そんな日々から生まれた映画です。
世界へ繋がる扉を開こうと、もがき駆け抜けた伊咲と丸太の物語が、多くの人へとさらに繋がり開いていくことを願います。

Profile

北海道生まれ、静岡県出身。2008年、西島秀俊を主演に迎えた『東南角部屋二階の女』で長編監督デビュー。主な監督作に『先輩と彼女』(15)、『スタートアップ・ガールズ』(19)、『記憶の技法』(20) など。熱狂的なファンを生み第59回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞受賞するなど絶賛されたドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(21/関西テレビ系)では第108回ザテレビジョンドラマアカデミー賞監督賞を受賞。脚本家としても活躍しており、『クリーピー 偽りの隣人』(16/黒沢清監督)、『Red』(20/三島有紀子監督)、『空に住む』(20/青山真治監督)などにも共同脚本として参加している。

オジロマコト

原作

実写映画化に際して、伊咲役の森七菜さんは、写真集を拝見して「伊咲がいる!」と思ったほどイメージぴったりで。勝手ながら、実写化するなら伊咲は森さんしかいない、とずっと思っていたので夢がかなった気持ちです。奥平大兼さんは、以前から出演作を拝見していました。それが本当に素晴らしくて、今回丸太役をやって下さると聞いてとても嬉しかったです。漫画と同じく舞台は石川県、撮影は七尾市で行われました。漫画で描き切れない美しい能登の風景と、森さん奥平さんという瑞々しいお二人をスクリーンで観るのがとても楽しみです。

Profile

2003年デビュー。代表作『富士山さんは思春期』(双葉社)、『猫のお寺の知恩さん』(小学館)ほか。現在「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて『君は放課後インソムニア』を連載中。

寺田悠輔

プロデューサー

3年程前、会社の同僚に薦められて原作の第1集を読みました。
最後、伊咲と丸太が眠りに落ちていくシーンの静かな美しさに魅了されたのをはっきりと覚えています。
そんなきっかけで出会った「君ソム」ですが、この度ご縁があって実写映画をお預かりすることになりました。
そして僕に原作を教えてくれた同僚は今、「君ソム」アニメのプロデューサーを担当しています。
今回、実写映画は原作の舞台となっている石川県の七尾市で撮影させて頂きましたが、
街の空気感、キャストの息遣い、スタッフの目線が混じり合った素敵な映像が撮れたと思っています。
来年、この作品の世界が広がり、より多くの方に知って頂けるよう、今回の映像化と精一杯向き合わせて頂きます。